公開日 2012年11月01日
最終更新日 2016年03月23日
イラスト&文・・・AKIさん。
○AKIさんについて○
岩泉町釜津田在住。日々の暮らしや農作業などをイラストや写真でつづったブログ「農家の嫁の事件簿 +(ぷらす)」 が大人気。
~岩泉町経済観光交流課より~ 有芸と安家の食をPick Up!!
***「有芸の収穫感謝まつり&健康食まつり」***
岩泉町の有芸地区で毎年開催されます!美味しいものが勢揃い!!
日時:11月3日(土)午前10時~午後2時
場所:栃の木・皆の川ふれあい広場
内容:
【その1】新米餅つき・試食コーナー、串餅・田楽コーナー、「モーとんファミリー」手作りハム・ソーセージ販売コーナー、龍泉洞黒豚「黒豚真二郎」丸焼き試食コーナー、野菜・雑穀・加工品販売コーナー
【その2】八杯豆腐早食い競争、せり市コーナー、お楽しみ輪投げコーナー
【その3】中川愛子民謡ショー
その他、農産物の販売やせり市、食堂コーナーもあって、盛りだくさんのまつりです。
【お問い合わせ】同実行委員会代表 工藤 幸雄(TEL:0194-27-2156)
***「安家地大根」***
「安家地大根とは何ぞや?」
…岩泉町安家地区で生産される伝統野菜。地大根は「ジデエコン」と呼び、戦前にはほとんどの農家で栽培していました。色は鮮やかな紅色(あるいはピ ンク・紫・紅白・白)で、肉質が硬く繊維に富み、辛味は強く、現在の青首大根とはまったく異なる個性派大根です。ビタミンC含有量は、青首大根の 1.5~2.0倍!それだけに、寒さ厳しいこの土地の冬の食材として欠かせない食材です。
「安家地大根を無駄なく食すべし!」
【その1】葉っぱ
→青首大根は大根そのものを干してタクアンにして食べますが…
安家地大根の場合、干すのは葉っぱです。寒風にさらして、干し葉を作ります。干し大根にしておいて煮物や汁物に入れ、干し葉をゆでて冷凍保存して干し葉汁にするなど、大切に栽培して、むだなく食べられてきました。
【その2】地大根本体
→地大根本体は、調理して食べるほか、畑に穴を掘り、ワラを被せてまた地に埋めます。12月中旬以降の厳寒期に掘り出し、凍み大根作りを始めます。
【その3】タネ(→自主栽培!)
→室(むろ)で冬越しした大根を4月に植えると、6月に開花します。7月にタネを採取し、7月中旬~8月上旬に採取したタネを播くと、収穫は9月下旬~11月上旬になります。
安家地大根の直売は、わくわく市場(岩泉町乙茂・道の駅いわいずみ)(TEL:0194-22-4432)、安家産物直売所等で行っています。
(株)岩泉産業開発では、「切干安家地大根」という商品も販売しております。
(TEL:0194-22-4432)
***「豆腐料理」***
…岩泉町は山が深く平地が少ないうえ、“やませ”と呼ばれる冷たい季節風が吹き込むため、稲作には不向きな地域でした。そこで、栄養価が高い大豆 は、貯蔵ができる貴重な食材なので、お祝いの日には各家庭で豆腐作りが行われていました。「煮しめ」「豆腐田楽」「八杯豆腐」など様々な郷土料理が今日に 伝えられています。これらの豆腐料理は、これからの季節にぴったりです!
- ▲安家地大根
- ▲豆腐田楽