記事番号: 1-9314
公開日 2018年10月30日
更新日 2023年12月28日
地域振興関係の募集案内
地域振興関係の分野
高齢化率63%の地区の「地域素材を輝かせ隊」(募集人数:1名)
安家(あっか)地区は町の北部に位置し、安家洞やドリーネ、PT境界層など特徴ある地形が集中している地域です。清流安家川には、カワシンジュガイが生息し、毎年来訪する釣り人もいます。
平成28年台風10号で岩泉町は甚大な被害を受けましたが、安家地区は、特にも大きな被害を受けました。
町内の地区では一番高い60%を超える高齢化率と人口減少が進む安家地区では、地域の皆さんと一緒に安家の魅力を深く掘り下げ、活動いただける方を募集します。安家地区の地域素材を活かすため、地域住民と協力しながら活動いただきます。6つの取組の中から1つに絞っても複数組み合わせていただいてもOKです。
- 高齢化で生産者が減っている安家地大根の栽培・販売
自分で種を採り先人から受け継がれてきた安家地大根は、2006年(平成18年)にスローフード協会(本部イタリア)の「未来に残すべき食材(味の箱舟)」及び岩手食文化研究会の「岩手に残したい食材30選」に選ばれました。なお、地域に根付いた特産物であることから、種を地域外に持ち出すことは、安家地大根保存会が禁止しています。
安家地大根はこちらのページもご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=7H0rUv35V_o
- 安家栗まんじゅう(100%栗あん)の製造・販売
- 手仕事(樹皮を使ったカゴ等)の伝承と所得向上の取組みの検討
- 地域を横断する清流安家川を活かした活動
- ジオサイト(安家洞、ドリーネ、PT境界層)等を活かした観光プログラムの企画、募集、運営
- 統合後の学校施設の利活用の検討
大川食文化振興協力隊(募集人数:1名)
大川地区は町の南西に位置し、大川七滝や櫃取湿原等、自然豊かな地域です。また、道路を沿う形で渓流が流れ、渓流釣りファンが訪れる地域でもあります。地区の約3分の1の集落が限界集落となっており、明日にも消滅するような集落も少なくありません。
大川地区では食文化振興をテーマに3つの取組について募集をします。興味のある取組を組み合わせて活動いただいたり、1つに絞って活動いただいても構いません。
- 有機雑穀栽培
高齢化により放置されている休耕地を活用した雑穀(イナキビやヒエ、アマランサス等)栽培の取組を行っていただきます。 - 生しいたけ(原木椎茸)栽培
かつて大川地区で盛んだった原木椎茸栽培の取組を行っていただきます。大川地区には原木に適しているクヌギやコナラ、ミズナラ等の広葉樹が豊富です。 - 羊(ジンギスカン)とトンチャン(生ホルモン)の復活
昭和30年代後半頃まで大川地区では羊の飼育が盛んで、牛のセリと併せて羊のセリも行われていました。かつてはホームスパンの工場もありました。
また、当時大川に住んでいた朝鮮人からトンチャン(生ホルモン)の味付けの仕方や食べ方を教わっていました。これらの取組を復活させて、羊の毛刈り体験やジンギスカンやトンチャンの提供等を行っていただきます。
農家レストラン協力隊(募集人数:1名)
小川地区は町の西部に位置し、西端の早坂高原が県都盛岡市に隣接する広大な地域です。「炭鉱ホルモン」をはじめとする伝統食が色々あります。
小川地区では雑穀など昔の食の提供や、商品開発、販路拡大など、六次産業化を含めた地域づくり活動を行っていただける方を募集します。主な活動については、以下のとおりとなります。
- 昔の食、ジビエ料理等の調査・研究及び商品開発
- 食の提供
- 地元食材などを通した他の協力隊員との連携