岩泉の昔のもの探し 「庚申塔」(こうしんとう)

2010年3月4日 | カテゴリー:ニュース

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 平安時代、中国から道教が日本に伝わり、仏教や神道が混じって「庚申侍」(こうしんまち、「庚申講」(こうしんこう)「庚申会」(こうしんえ)ともいう)という行事になりました。 
江戸時代に民間に広まり、庚申にあたる日の夜、体内の虫が天に昇って天帝にその人の罪過を告げると天帝はその人の寿命を縮めるため、「眠らずに過ごして虫の昇天を阻止すれば長生きする」と信仰され、3年18回続けた記念に塔が建てられました。
町内には420基の石碑があり、そのうち庚申塔が89基、牛馬塔が60基あるとされています。(岩泉町史・上巻437ページより)

写真は、岩泉町釜津田の岡山神社脇の庚申塔(中央にあるのが庚申塔)。その他の石碑については、おって紹介します。