記事番号: 1-308
公開日 2023年10月11日
8つの会計の決算を認定
令和4年度の一般会計、特別会計及び企業会計の歳入歳出決算は、第3回町議会定例会に提案され、決算特別委員会の審査を経て、9月22日の本会議で認定されました。
一般会計の収支状況は、歳入が106億7,689万円、歳出が99億9,645万円で、差し引きで6億8,043万円。前年度からの繰越金や基金の増減を反映させた実質単年度収支では3億3,619万円の黒字でした。
前年度との比較では、歳入が8億1,671万円、7.1パーセントの減、歳出は8億5,291万円、7.9パーセントの減でした。
一般・特別会計・企業会計歳入歳出決算額
区分 | 歳入(収入) | 歳出(支出) | 差引 |
---|---|---|---|
一般会計 | 106億7,688万円 | 99億9,645万円 | 6億8,043万円 |
特別会計 国民健康保険 事業勘定 | 11億9,497万円 | 11億6,566万円 | 2,931万円 |
特別会計 国民健康保険 診療施設勘定 | 3,446万円 | 3,395万円 | 51万円 |
特別会計 後期高齢者医療 | 1億2,179万円 | 1億2,137万円 | 42万円 |
特別会計 介護保険 事業勘定 | 16億630万円 | 15億3,186万円 | 7,444万円 |
特別会計 介護保険 サービス事業勘定 | 1,119万円 | 1,034万円 | 85万円 |
特別会計 観光事業 | 1億7,897万円 | 1億7,096万円 | 801万円 |
特別会計 公共下水道事業 | 2億3,674万円 | 2億3,087万円 | 587万円 |
特別会計 大川財産区 | 599万円 | 406万円 | 193万円 |
企業会計 水道事業 収益的収支 | 3億9,237万円 | 4億4,401万円 | △5,164万円 |
企業会計 水道事業 資本的収支 | 6億2,327万円 | 4億8,668万円 | 1億3,659万円 |
企業会計について
- 企業会計とは、独立採算制を原則とする地方公営企業法の規定により設置している会計です。
- 収益的収支は、水道料金などの収入と、維持管理費や職員給与などの支出の収支です。
- 資本的収支は、企業債などの収入と、建設工事費や企業債の償還金などの支出の収支です。
歳入
自主財源は19.8%
一般会計の歳入の主な内訳は、地方交付税58億2,789万円(構成比54.6%)、国庫支出金11億441万円(10.4%)、町債8億4,510万円(7.9%)、町税7億2,513万円(6.8%)、繰越金6億4,423万円(6.0%)の順となっています。
また、町税などの自主財源は21億1,003万円(構成比19.8%)で、前年度より2億8,572万円の減、地方交付税などの依存財源は、85億6,686万円(80.2%)で、5億3,099万円の減となりました。
歳出
感染症対策に4.7億円
台風災害対応に6.4億円
一般会計の歳出の主な目的別内訳は、総務費19億101万円(構成比19.0%)、公債費18億9,325万円(18.9%)、民生費18億1,869万円(18.2%)、衛生費9億9,899万円(10.0%)、土木費8億5,008万円(8.5%)、の順となっています。
主な伸びは、災害復旧費35.8%、消防費7.6%、教育費5.5%などです。一方、減少したのは、土木費△29.3%、商工費△29.2%、総務費△13.3%などです。
性質別歳出の内訳は、公債費が最も高く、18億9,325万円(19.0%)、次いで補助費等17億3,325万円(17.3%)、人件費15億9,652万円(16.0%)、投資的経費(普通建設事業費・災害復旧事業費)13億1,949万円(構成比13.2%)、物件費11億148万円(11.0%)の順です。
なお、新型コロナウイルス感染症対策関連事業に要した経費は、4億7,127万円。また、平成28年台風第10号災害関連事業に要した経費は、6億3,667万円でした。
基金と町債残高
令和4年度末の8会計の貯金に当たる基金残高は、81億3,023万円でした。
借金に当たる町債残高は、148億9,640万円でしたが、町債には、返済した金額の一部が地方交付税として交付されるものがあり、その金額を差し引いた町が実際に負担すると見込まれる額は、42億2,998万円です。