記事番号: 1-769
公開日 2025年03月31日
ナラ枯れとは
「カシノナガキクイムシ」が運ぶ「ナラ菌」(病原菌)によってナラ類の樹木が枯死する病気で、町内では小本~岩泉地区で拡大しており、ミズナラ、コナラ、クリ、クヌギ、カシワで被害が発生します。
罹患して枯死したナラ類は、時間の経過とともに倒れるおそれがあります。
伐採した株から萌芽する可能性は低いです。
岩手県内ナラ枯れ発生位置図(R7.2.4現在)[PDF:297KB]
岩手県内のナラ枯れ被害https://www.pref.iwate.jp/sangyoukoyou/ringyou/seibi/matsukuimushi/watch_out_for_naragare.html
被害木の特徴
- 7~8月にかけて急に葉が枯れ、茶色になる(葉は落ちにくい)
- 幹に虫が穿入した直径2【機種依存文字】程度の穴がたくさんある
- 木の根元に大量の木くずが堆積する
パンフレット「ナラ枯れ被害に要注意!」[PDF:644KB]
ナラ枯れ被害材等の移動について
被害地域内でナラ類(ミズナラ、コナラ、クリ、 クヌギ、カシワ)を伐採する際の時期と被害材の移動については、県の「ナラ枯れ被害材等の移動に関するガイドライン」で注意点が定められています。
- 被害地域では、6月から9月の間は、ナラ類を伐採しない。
- 被害地域で伐採した丸太等を未被害地域へ移動しない。
- 葉が萎れ枯死している、根元に木くずが堆積しているなど、ナラ枯れ被害木のおそれのあるナラ類を伐採した場合は、伐倒後に切り株の高さが 10cm 以下となるよう切り直し、切り取った部分は薬剤くん蒸や破砕、焼却等により処理してください。
ナラ枯れ被害材等の移動に関するガイドラインhttps://www.pref.iwate.jp/sangyoukoyou/ringyou/seibi/matsukuimushi/1008331.html
ナラ枯れ被害を防ぐには
ナラ枯れは高齢化した大径木ほど被害を受けやすいため、ナラ類を含む広葉樹を伐採し森林の若返りを行うことは、有効な被害予防対策です。
また、「被害を受けやすい高齢なナラ等を含む広葉樹を伐採し、ナラ枯れ被害を受けにくい森林に更新する事業」に対する補助金があります。詳しくは、下記の関連ページ(岩手県ホームページ)で確認できます。
いわて環境の森整備事業https://www.pref.iwate.jp/sangyoukoyou/ringyou/seibi/matsukuimushi/1055974.html