記事番号: 1-866
公開日 2025年05月08日
更新日 2025年05月08日

新たな観光交流拠点
CYMBALS(シンバルス)がオープン
平成28年台風10号豪雨災害で被災した交流施設「ふれあいらんど岩泉」の再整備事業が完了し、町の新たな観光交流拠点として「CYMBALS(シンバルス)」が、令和7年4月24日にグランドオープンしました。
4月15日に開催した完成記念式典
平成28年台風10号で被災。復旧から新たな再生へ
町全域を襲った大雨による河川の氾濫。町民が忘れることができない大きな被害でした。ふれあいらんど岩泉は、陸上競技場、パークゴルフ場、ロックガーデンは姿形もなく流出し、かろうじて被害をまぬかれた宿泊施設は、平成29年3月まで休業を余儀なくされました。
町では早期の復旧を図るべく、復旧計画を作成しましたが、隣接する小本川の河川復旧改修工事の計画では、敷地が減少するため陸上競技場の復旧は断念せざるを得ませんでした。
そこで、町は新たな再生コンセプトとして「交流人口の拡大」、「健康増進」、「子育て支援」、「後世代の負担軽減」の4つの柱を掲げ、民間活力導入によるDBO方式(※)を採用し、ふれあいらんど岩泉の再生を目指しました。
※DBO方式とは…施設にかかる設計・工事監理・建設業務と管理運営業務について、町が資金を確保し、事業期間を通じて一括して事業者に委託すること。
民間の発想とアイデアが生む新たな施設へ
あえて新たな取り組みを選択し、町として初のDBO方式で事業を進め、民間の豊かな発想やアイデアを生かし、さらには人材、知識、ノウハウ、技術力といった資源を最大限に活用し、ふれあいらんど岩泉の再整備事業を進めることになりました。
令和5年、民間から公募した結果、8社が構成するグループから提案があり、この提案による整備を採択。提案は『シンバルス』の愛称で親しまれる、岩泉の新たな魅力を発信できる施設という内容でした。
岩泉町の魅力を生かしたサービスを提供
ふれあいらんど岩泉再整備事業は、既存アウトドア施設にコテージやグランピングなどを整備し、アウトドアを核とした岩泉町の魅力を生かしたアクティビティの体験型コンテンツや季節の地元食材を生かした料理の提供、地元酒蔵の地酒やクラフトビールの提供など上質な体験やサービスを提供します。
新たに整備したグランピングの外装と室内。サウナも完備
優雅な新築コテージ『グランドヴィラ』
バギーで岩泉の自然を満喫
町の台風災害からの復旧・復興事業は、概ね完遂となります。多くの皆さまからのご支援に対しまして、改めて感謝申し上げます。
CYMBALS(シンバルス)の管理運営の問い合わせ先
(株)岩泉リゾートパートナーズ Tel:0194-22-5211