記事番号: 1-1015
公開日 2025年10月27日
岩手県では、きのこ採りや登山などで、人がクマの生息地である山林に入る機会が増える10月から11月までの間を「秋のクマ被害取組強化月間」とし、被害防止の取組を実施します。
本年は、クマのエサとなるドングリや山栗、ブナ類の大凶作が予想されており、人里への出没の増加が懸念されるところです。
予期せずクマと遭遇することにより、被害に遭う危険性が高くなることから、人身被害を防止するため、個々での被害防止の取組を実施しましょう。
岩手県公式ホームページ
https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/shizen/yasei/1049881/1078014.html
1. 山でクマに出会わないために
・山林はクマとの遭遇リスクが高いことから、山林に入る際はその必要性を改めて十分に吟味する。
・事前に入山地域の出没情報や被害情報を確認し、出没・被害がある地域には入山しない。
・複数人で行動し、明け方、夕方の入山を避ける(入らない)。
・クマ鈴やラジオなど、音の鳴るグッズを常に鳴らして、クマに存在をアピールする。
・クマの糞や足跡を見たら引き返す。
・クマ忌避スプレーなど、撃退グッズを携帯する。
2.クマを人里に寄せ付けないために
・生ごみや廃棄野菜を外に置かない。
・クリやカキなど、実のなる木は速やかに収穫する。
・庭仕事や農地での作業時には、ラジオ等で音を出して人の存在をアピールする。
・クマが侵入しないよう、自宅や倉庫などの施錠を徹底する。
・やぶを刈払い、見通しの良い環境を整備する。
・散歩時は藪などの茂みに不用意に近づかない。
・農地には電気柵を設置し、クマを寄せ付けない対策をする。
3.もしクマに出会ってしまったら・・・
〇クマに出会ってしまったら
・背を向けて走って逃げない。
・目を離さずに静かにゆっくり後ずさりする
・親子グマに注意する(子グマの近くに母グマがいます)。
〇クマが攻撃してきたら
・両腕で顔や頭をカバーし、地面に伏せて防御する。
(顔を攻撃されることが多いため、とにかく顔と頭を守ります)
・風向きに注意して撃退スプレーを使う

