お別れ会しめやかに

2011年4月12日 | カテゴリー:東日本大震災

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4月10日(日)、町民会館で、町主催の東日本大震災犠牲者合同お別れ会がしめやかに営まれ、遺族など約600人が参列し、献花で9人の冥福を祈り、別れを惜しみました。

祭壇には9人の遺影が飾られ、宮古消防署田老分署所属の消防署員として水門を閉める作業にあたり、避難途中で津波に巻き込まれた田村英樹さん(46歳)の長女、紗也香さん(14歳)が遺族代表であいさつし、「最後まで人の命を救おうとした消防士がいたことを忘れないでください」と訴えました。

紗也香さんは「口数が少なく、会話は堅苦しいことばかりだったけど、最後の最後まで消防士でした。誰よりも格好良くて最高のパパ」と涙ながらに語りました。

式辞で伊達町長は「志半ばで亡くなった方々の郷土への思いを受け継ぎ、次の世代に希望をつながなくてはいけない」と述べました。