平成28年8月30日に岩泉町を襲った台風10号がもたらした大雨で、岩泉町内は甚大な被害を受けました。龍泉洞でも洞内の照明設備などが浸水により大部分が故障したために、営業を休止しています。
▼28年8月31日撮影。台風10号がもたらした大雨によって、龍泉洞では地底湖の水位が急上昇し、洞内入口から大量の水があふれ出しました![dscf3356](../../../wp-content/uploads/2016/12/DSCF3356-300x225.jpg)
▼28年8月31日撮影。龍泉洞の無料駐車場や遊歩道も増水した川の水流によってえぐり取られ、大きな被害を受けました。
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現在は、29年3月中の営業再開を目指して、台風で被災した龍泉洞の洞内、交流施設、園地などの復旧工事を進めています。
▼11月24日には洞内照明復旧工事の洞内作業に着手しました。
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営業再開の日程が決まりましたら、龍泉洞ホームページやいわいずみブログなどでお知らせします。春には龍泉洞で皆さまのお越しをお待ちしています。
▼水深98メートルの龍泉洞第3地底湖。洞内の地底湖は世界有数の透明度を誇ります(写真は台風10号被災前に撮影したものです)
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日本三大鍾乳洞、国指定天然記念物「龍泉洞」は盛岡市から約2時間です。住所:岩泉町岩泉字神成1番地1 ☎0194-22-2566 龍泉洞公式ホームページ http://www.iwate-ryusendo.jp/about/operation/
東日本大震災でピアノが流されたおもとこども園(前川みつえ園長・園児41人)に12月22日、ピアノが寄贈されました。
ピアノを寄贈したのは八幡平市在住の松尾光彦さん。当日は盛岡市出身のピアニスト松岡淳さんが演奏し、園児たちには大きな声で「あわてんぼうのサンタクロース」や「勇気100%」などを演奏に合わせて歌いました。
ぱんだ組の三上翠ちゃん(3歳)は「ピアノの音がきれいでした」と笑みを浮かべていました。
![松岡さんの演奏に合わせて歌う園児たち](../../../wp-content/uploads/2016/12/DSC_1910-300x200.jpg)
松岡さんの演奏に合わせて歌う園児たち
日本消防協会(秋本敏文会長)は「防災活動に役立ててほしい」と12月20日、町に防災活動車を寄贈しました。
当日は県消防協会の大森忠雄会長が代理で町に寄贈。寄贈された車両は町から町消防団に引き渡され、災害時などの消防団活動に使用されます。
車両を受け取った八重樫芳令消防団長は「災害が起きないことが望ましいが、台風10号のような被害が起きたときには四駆の車両は助かります」と気を引き締めていました。
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車両を受領した町消防団員ら
がんばっぴゃー岩泉・屋台むらの会は「がんばっぴゃー小川 復興祈願のつどい」を12月17日、門小学校体育館で開催しました。
台風10号豪雨で大きな被害を受けた小川地区を元気付けようと、園児や児童・婦人会などが踊りや歌を披露し、会場には笑顔があふれていました。
自宅が被災した田代久枝さんは「私も被災したが、ボランティアの皆さんから元気をもらいました。門町婦人会でも踊りを披露するので、みんなに元気を与えたい」と意気込みました。
![こがわこども園園児の元気な遊戯](../../../wp-content/uploads/2016/12/DSC_1804-e1482374693201-200x300.jpg)
こがわこども園園児の元気な遊戯
町は12月15日、町内の19人の犠牲者を追悼する慰霊式を、岩泉町民会館で行いました。
慰霊式には約500人が出席し、黙とうや献花などをし、犠牲者を追悼しました。
夫を亡くした遺族代表の岩舘慶子さんは「お父さんの分もしっかり生きていきます」と力強く誓いました。
![犠牲者に献花する参加者](../../../wp-content/uploads/2016/12/DSC_1710-300x200.jpg)
犠牲者に献花する参加者
12月5日、盛岡の「プラザおでって」にて、平成28年度岩手県「食の匠」の認定証書交付式・交流会が開催され
宮古地域から推薦された、岩泉町の田屋礼子さんを含む8名の方の認定証書の交付と認定料理の御振る舞いが行われました。
![%e9%9b%86%e5%90%88%e5%86%99%e7%9c%9f2](../../../wp-content/uploads/2016/12/b1daebcc24474bc2aa59b0f145c76f51-300x225.jpg)
岩手県では、地域の食文化や郷土料理等に関する知識・技術を受け継ぎ、
その情報発信と次代への伝承が出来る者を「食の匠」として認定を行っています。
この制度は平成8年度に始まり、平成28年度までで全県で259の個人・団体が認定されています。
今回田屋さんが認定を受けた料理は「じゅうねもち」です。
田屋さんは、地域の伝統食として受け継いできた「じゅうねもち」を作成する優れた技術を持ち、
ご自身で生産したじゅうねや味噌、すまし(味噌を煮とかしたもの)を使います。
田屋さんは、「いつも昔から食べていたもの。まだまだ勉強不足のところもありますが、じゅうねもちを絶やさずに広めていくためにも頑張っていきたいです。」と抱負を語っていました。
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交流会で試食された方からは、「小麦のもちなのに冷めてもとても柔らかい」、「健康にも良さそう」、「帰ってから作りたい」といった声があり、大変好評でした。
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宮古地方では、平成14年から「宮古地方食の匠の会」を結成しており、
公開講座などの技術の伝承活動を活発に行っております。会員は、田屋さんの認定を受けて、26名となり、これからのますますの活躍が期待されます。
盛岡市出身のピアニスト、小山実稚恵さんは12月7日、町民会館で復興を願うピアノ演奏会「未来へ向かってー希望の調べ」を開きました。
町民約450人が訪れ、ショパンのラルゲットや英雄ポロネーズを演奏。会場では目を閉じて演奏に聞き入る姿も見られました。
岩泉高校2年の山本綾乃さんは「音楽の世界に引き込まれたました。演奏で勇気づけられました」と頑張っていこうと決意していました。
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復興への願いを込めて演奏した小山さん
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小山さんの演奏で「花は咲く」を歌う町の皆さん
台風10号豪雨から3カ月が経過した11月30日、県警や消防署、消防など約80人が小本川と安家川の河川敷で、がれきや流木をかき分けて捜索活動を行いました。
町では2人の行方がまだ分かっておらず、関係者は熱心に捜索しました。
![河川敷で手掛かりを探す消防団員たち](../../../wp-content/uploads/2016/12/b9b9f238380613b8eabd62d8b9fd63b4-300x225.jpg)
河川敷で手掛かりを探す消防団員たち