水砕スラグで震災復旧 ~JFEスチールから善意の寄付~
1月16日(月)、JFEスチール(本社:東京都千代田区、林田英治代表取締役社長)から、東日本大震災からの復興のためにと小本港復旧工事用水砕スラグ6,000?(7,800㌧)の寄付申し出があり、町はこれをいただくこととしました。 水砕スラグは、工事の進捗に合わせて小本港に順次運搬される予定です。
東日本大震災で、岩泉町でも甚大な津波被害が発生しました。この中で小本港は、防波堤の一部が転倒・消失し、物揚場、岸壁取付護岸が倒壊するなど甚大な被害が発生し、併せて地震に伴う地盤沈下で港湾施設も沈下し、構造上不安定な状態となっています。
沈下した施設を安定させるためには、構造物の背面に作用する土圧を軽減する必要があり、軽量な盛土材料で置き換えるのが有効で、土工用水砕スラグの使用を計画しています。水砕スラグは、鉄を作る過程で発生する副産物で、加工してセメント原料、コンクリート骨材、土木工事材や地盤改良材として広く利用されています。