えっ?そうだったの?
東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震の最大震度は7、岩泉町では4でした。この地震を経験したわたしたちは、ともすれば比較的震度の数字が小さいと津波はこないと勝手な判断をしてしまいがちです。
東日本大震災の津波による浸水面積が近かったといわれる「明治三陸津波」。このときの最大震度は秋田県仙北町で4、太平洋沿岸では2から3だったといわれます。しかし、震度こそ小さかったもののマグニチュードは8を超えていて、太平洋側に甚大な被害をもたらしました。
その37年後、「昭和三陸津波」が発生。最大震度は明治のそれよりも大きい5でしたが、明治三陸津波を経験した人の中には「ゆっくり地震ではないので、津波は来ない」といった誤った判断をして被災した例があったと伝えられます。
そして今、日本各地で連日地震が起こっている中で「この程度のゆれなら大丈夫」と思ってしまうのはとても怖いことです。携帯電話などの地震情報サービスも「震度4以上」で設定している人も多いのではないでしょうか?地震があったら正確な情報を得るよう心掛けましょう。
この情報は、日常の会話の中で地震がある都度、「この程度なら大丈夫だ」という声を聞くことが多いのでお知らせするものです。