山峡の歌人 西塔幸子 紺碧の

2009年9月17日 | カテゴリー:文化・スポーツ

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JR岩泉驛に降り立つ人々を出迎えるように歌碑が立っている。刻まれているのは・・・・・西塔幸子の作品

紺碧の 水わくところ 天そそる
   
           城とぞ見らむ 大き岩かも

(黒みをおびた紺色の水が湧いたところに、城かと思うような大きな岩が、天を揺り動かすように、険しく聳えたっている)
  出典:昭和12年(1937)西塔幸子遺稿歌集出版・山峡の歌人西塔幸子・その作品と生涯
○西塔幸子は明治33年(1900)紫波郡不動村(現矢巾町)に生まれる。岩泉町との所縁は昭和2年(1927)二升石尋常高等小学校に赴任している。