東日本大震災の記録 3月11日
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大地震と巨大津波来襲
3月11日(金)、午後2時46分ごろ、宮城県北部と宮城県中部で震度6強(のちに7に訂正)の強い地震があり、県沿岸に大津波警報が発令されました。震源地は三陸沖で、震源の深さは約10キロ、マグニチュードは7・9と推定(のちに9と訂正)。 本町でも震度4を記録しました。
3時21分、宮古港で4メートルの津波を観測。間もなく災害対策本部は避難指示を発令し、対象地区の住民を避難誘導しました。
3時28分ごろ、小本に津波が来襲。防潮林の松をなぎ倒し、水門を越えて小本、中野、小成に流れ込み、壊滅的な被害をもたらしました。 気象庁によると、東北関東大震災のマグニチュード9は、関東大震災のM7・9を上回り国内観測史上最大級。世界でも5指に入る大地震となりました。
原因となった断層は長さ約400キロとみられ、東北から関東にかけての広い範囲で津波や火災が発生し、多くの死者や負傷者を出しました。震源地は牡鹿半島の東南東130キロ付近で、震源の深さは約10キロ。最大で震度6弱の強い揺れを伴う余震が断続的に続き、眠れぬ夜を過ごしました。
途絶えた電気と通信
電気の供給は地震と同時に途絶え、電話も町内全域が不通になり情報が遮断されました。現場がどのような状況なのか、何が必要なのか、情報の闇の中、手探りの捜索活動が続きました。