12.1.17の龍泉洞 『加波保利』①
平安時代、『加波保利』(かわほり) と紹介された動物、コウモリ。
西洋では吸血鬼と結び付けられているため、あまりいいイメージは持たれず、
イソップ童話には、コウモリが獣と鳥の両者にいい顔をし、
結局両者から嫌われる 『卑怯なコウモリ』 という話もあります。
現在でも、あからさまに八方美人な人を 『コウモリ』 と表現したりしますね。
でもね、悪い子じゃないの。 私たち人間と同じ哺乳類だし、
中国では幸福や長寿のシンボルとされているんです。
そして、ご存知でしょうか。
龍泉洞が国から天然記念物の指定を受けた際、
洞内に住むコウモリたちも一緒に天然記念物の指定を受けました。
キクガシラコウモリ・コキクガシラコウモリ・
モモジロコウモリ・テングコウモリ・ウサギコウモリの5種類です。
冬眠の時期なので、最近は飛ぶ姿よりも
洞内のあちこちでぶらさがって眠るコウモリたちをたくさん見かけます。
・・・・・・シャッターチャンス!
というわけで、今日はキクガシラコウモリをご紹介しましょう。
※コウモリが苦手な方、写真が出ます。ご注意ください。
翼で体も頭もくるんと巻いて、ぶらさがっております。
羽を広げた状態でも20cmくらいでしょうか。
写真のような状態で、手首から親指の先くらいの大きさしかないのです。
人が通るところでも平気で眠っているので、
龍泉洞内ではいちばん見つけやすいでしょう。
冬の龍泉洞の楽しみ方のひとつです。
ぜひ探してみてくださいね(^^)
(スタッフに聞くと、コウモリポイントを教えてもらえるかも・・・。)