自助・共助・公助での災害対応を訓練
8月3日(日)サンパワーおおかわにおいて、平成26年度岩泉町総合防災訓練が行われました。
この訓練は、地域振興協議会6団体の管轄地区持ち回りで毎年行われているもので、今年は大川地域振興協議会の管内での実施となり、暑い中ではありましたが、会場のサンパワーおおかわと旧大川中学校校庭では、大川地区自主防災協議会と岩泉町消防団を中心に延べ393名の参加により訓練が行われたほか、大川地区自主防災協議会自らの情報伝達収集訓練が、23行政区の広い範囲で行われました。
今回の訓練では、災害対策基本法に基づく「自助」、「共助」、「公助」の考えを取り入れた訓練となり、一つの行政区に対して避難指示が発令され、自分たちがどのように「避難行動」をとるかの「自助」意識の高揚を図り、近所一緒の避難行動や避難所開設、さらにはもしもの場合に備えた心肺蘇生法訓練による「共助」の確認が行われ、地元で起きる災害に備える行動訓練となりました。また、陸上自衛隊岩手駐屯地第九特科連隊第三大隊の協力のもとに、町婦人消防連絡協議会と連携した炊き出し訓練を行い、「公助」と「共助」の協力体制の確認がおこなわれました。
さらには、町消防団による火災防御訓練、水防工法訓練が行われ、日頃の鍛錬の成果の確認ができ、地域での大きな安心と信頼につながる訓練となりました。
会場では、NTT東日本、NTTドコモ東北、防災関連物資・資材販売社、陸上自衛隊の協力による展示が行われ、災害時の安否の伝達方法、災害時の通信手段、防災に役立つ道具などを実際に見たり触ったりし体験しました。
最後には、炊き出し配給訓練で豚汁とおにぎりをみんなでおいしくいただきました。
水防工法訓練。500個の積み土のうです。
避難所開設訓練。避難者受付と避難者名簿づくりです。
心肺蘇生法訓練。もしもの場合に備えて体験訓練。
県防災ヘり「ひめかみ」も飛来旋回。