東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震の最大震度は7、岩泉町では4でした。この地震を経験したわたしたちは、ともすれば比較的震度の数字が小さいと津波はこないと勝手な判断をしてしまいがちです。
東日本大震災の津波による浸水面積が近かったといわれる「明治三陸津波」。このときの最大震度は秋田県仙北町で4、太平洋沿岸では2から3だったといわれます。しかし、震度こそ小さかったもののマグニチュードは8を超えていて、太平洋側に甚大な被害をもたらしました。
その37年後、「昭和三陸津波」が発生。最大震度は明治のそれよりも大きい5でしたが、明治三陸津波を経験した人の中には「ゆっくり地震ではないので、津波は来ない」といった誤った判断をして被災した例があったと伝えられます。
そして今、日本各地で連日地震が起こっている中で「この程度のゆれなら大丈夫」と思ってしまうのはとても怖いことです。携帯電話などの地震情報サービスも「震度4以上」で設定している人も多いのではないでしょうか?地震があったら正確な情報を得るよう心掛けましょう。
この情報は、日常の会話の中で地震がある都度、「この程度なら大丈夫だ」という声を聞くことが多いのでお知らせするものです。
3月18日(日)田野畑村で「復興応援・いわてデスティネーションキャンペーン応援 街の賑わい創り 復興市」が開催され、岩泉町からも「早野商店」が出店、郷土芸能ステージに「二升石郷土芸能保存会」は出演します。ほかに、田野畑村の「菅窪鹿踊」、普代村の「ふだい荒磯太鼓」、そしてご存じ「中川愛子おばちゃん一行」が出演です。
「ご来場応援」として、会場と宮古駅前をつなぐ無料シャトルバスに、小本仮設住宅前から乗降もできます。
「街の賑わい創り 復興市 in田野畑」 会場:田野畑村アズビィホール
日時:3月18日(日) 会場 10:45 結び:14:45
ご来場応援無料バス(会場-宮古駅前)は、【行き】宮古駅前 9:45⇒田老仮設住宅前10:15⇒小本仮設住宅前10:30⇒会場10:45 【帰り】会場15:00⇒小本仮設住宅前15:15⇒田老仮設住宅前15:30⇒宮古駅前16:00

企画・主催 いわて街の賑わい創り市実行委員会(事務局 岩手県北自動車㈱観光貸切事業部)

昨年3月11日の東日本大震災による大津波から、間もなく1年が過ぎようとしている中、小本の早期復旧・復興を本町の新たな町づくりと捉えて、一日も早い被災者の生活の再建を進めていく必要があります。また、震災において、被災者の救命・救援活動をはじめ、支援物資の輸送など道路交通網が大きな役割を果たしたことは周知の事実であり、三陸北縦貫道路の早期完成と、未整備区間の多い町内の国県道、幹線町道の整備促進を図っていく必要があります。このことから、町民一人ひとりが小本の早期復興と道路の果す役割について理解を深め、この震災からの小本の再生、岩泉の再生を早期に成し遂げるため、小本地域復興促進町民大会を開催します。
◆日時…3月4日(日)午前10時~正午
◆場所…岩泉町民会館大ホール
◆内容…講演:国土交通省東北地方整備局 徳山日出男局長、住民意見発表、アトラクション:中野七頭舞
◆問い合わせ…同大会実行委員会事務局(地域整備課・内線260)
復興道路整備に関する経緯
6月30日、政府、民主党は仙台市から青森県八戸市までの三陸沿岸を結ぶ高速道路の三陸北縦貫道路など3路線計364キロを東日本大震災の「復興道路」として、全線整備する方向で最終調整。
国土交通相が7月1日、建設の方針が未定だった3路線の計約10区間についてルートのたたき台などを公表、地元自治体と協議し、8月中にルートをほぼ固め、平成23年度第3次補正予算に測量や設計に必要な経費を計上。
11月20日、田野畑村で復興道路着工式を開催。
12月7日、三陸国道事務所と町は三陸沿岸道路(岩泉町中島~小本間)と町震災復興整備事業を進めるため、測量・地盤調査に伴う土地立ち入り説明会を開催。
12月26日、小本の整備予定地で、三陸沿岸道路(宮古市田老~岩泉町小本間)の中心杭設置式を開催。中心杭は整備ルートの道路幅の中心線となり、道路設計の測量の基本となるもの。現在、小成地区などで測量・地盤調査を実施中。県では、復興道路が完成すると久慈~宮古間の所要時間が35分短縮されると試算しています。?

3月1日(木)、岩手県立岩泉高等学校で卒業証書授与式が行われ、72人が学び舎を旅立ちました。

2月29日(木)、小本浜漁協の会議室で町主催の用地補償等説明会が行われ、東日本大震災の津波で被災した中野地区に築造予定の「築山」の計画図面が示されました。
「築山」は小本川水門の北側に造られ、上流域への浸水を防ぎ、避難時間を確保しようとするものです。今後は土地所有者などに個別に説明しながら用地交渉が進められます。