
4月10日(日)、町民会館で、町主催の東日本大震災犠牲者合同お別れ会がしめやかに営まれ、遺族など約600人が参列し、献花で9人の冥福を祈り、別れを惜しみました。
祭壇には9人の遺影が飾られ、宮古消防署田老分署所属の消防署員として水門を閉める作業にあたり、避難途中で津波に巻き込まれた田村英樹さん(46歳)の長女、紗也香さん(14歳)が遺族代表であいさつし、「最後まで人の命を救おうとした消防士がいたことを忘れないでください」と訴えました。
紗也香さんは「口数が少なく、会話は堅苦しいことばかりだったけど、最後の最後まで消防士でした。誰よりも格好良くて最高のパパ」と涙ながらに語りました。
式辞で伊達町長は「志半ばで亡くなった方々の郷土への思いを受け継ぎ、次の世代に希望をつながなくてはいけない」と述べました。

4月8日(金)、東日本大震災で被災した小本漁港では船舶の航行に障害となるものがないか潜水調査が行われていました。

4月8日(金)、三陸鉄道小本駅前で被災した岩泉町小本字小本地区の商店経営者などが商品を持ち寄って安価で奉仕する「おもとあお空市」が始まりました。市は「みんなで元気になろうよ!」を合言葉に、午前9時から午後4時ころまで開店。関係者は「長年お世話になってきた地元の皆さんのために、売るものがあるうちは続けていきたい」と話していました。今日は缶飲料やインスタントラーメンのほか、靴や魚の無償提供もありました。

4月8日(金)、町民会館で陸上自衛隊第9音楽隊(青森県青森市)が演奏会を行い、避難者など100人余りが吹奏楽の演奏に聞き入りました。「被災した人に元気をあげたい」と、この演奏会を企画した同隊には両親が津波の犠牲になった隊員もいて、歌いながら感極まる場面もありました。
マグニチュード7.4の地震発生。岩泉町のある岩手沿岸北部は震度5弱。津波注意報が発令。深夜の停電に緊張感が走りました。
小本地区の皆さんは迅速に避難。被害はありませんでした。
避難所の皆さんも混乱なく一安心。停電により岩泉町小川地区の一部で水道の断水を確認。(復旧済)
電気は8日午後2時過ぎに復旧。

連日、全国各地から支援物資が寄せられています。4月7日(木)、今朝は群馬県ナンバーで「みなかみ町」と表示された車が来町していました。遠いところありがとうございます。

4月7日(木)、東日本大震災による津波で多くの建物損壊、浸水の被害が出た小本地区では、堤防の補修作業が行われていました。

4月7日(木)、茂師漁港では、3月11日の東日本大震災での津波を受けて散乱したテトラポッドをクレーンを使用して片づける作業が行われていました。

4月7日(木)、小本農村婦人の家のフェンスには、こいのぼりが飾られていました。ここでは3月11日に津波で被災した小本保育園の機能が移転されています。「災害に負けず、元気に育ってほしい」という地域の願いが伝わってきます。